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エミレーツ航空 完成度の高い機内エンターテインメント 幅広くそろうコンテンツ 肝心のサービスは? ドバイ旅行記 1

急速な発展で世界有数の国際都市となったドバイへ、6泊の日程で出かけます。

ブルジュ ハリファの555メートル展望台、ドバイ モール、ドバイ ファウンテン、ゴールド スーク、オールド スークなど主要な観光スポットを巡った上で、のんびりとビーチリゾートを楽しむ旅です。また、7つ星ホテル、ブルジュ アル アラブのアフタヌーンティー、絶叫系ウォータースライダーをいくつも備えたウォーターパークのワイルド ワディに出かけ、4WD車で砂漠を疾走するデザート サファリにも参加しました。

宿泊ホテルは、アル カスル マディナ ジュメイラ。

マディナ ジュメイラは、アル カスル、ダル アル マシャフ、ミナ アッサラーム、アル ナシームの4つのホテルからなる大型リゾート。われわれはアル カスルに泊まりましたが、他の3つのホテル利用を念頭に置かれている人にとっても有益であろう情報も多く盛り込んでいるつもりです。

また、全体を通じて、ガイドブックに出ていないようなことに少しでも多く触れることを意識して書いています。ドバイ旅行を検討されている方の助けになれば幸いです。

2018年10月の話です。1ディルハム(AED)=31円で計算。

半日遅れの旅立ち

エミレーツ航空の羽田発ドバイ行きは、毎日1便あり、午前0時30分に出発します。ホノルル便のように、仕事後に搭乗できるのが魅力です。われわれは午後9時半ごろ羽田に到着しました。しかし、着いて30分後、急きょ欠航になってしまいました。「前日に関東を直撃した台風の影響でスタッフのやりくりがつかなくなった」というのがエミレーツが持ち出した理由です。他のエアラインが飛ぶ中で、なぜエミレーツだけ飛べないのか分かりませんが、代わりとなる便は午前11時発になりました。ただし、出発空港は成田に変更です。なんということでしょう。

このドタバタ劇は、語れば長くなります。客とエミレーツの間で、そうめったに見られないトラブルが起き、羽田のロビーに多くの怒りの声が響き渡ったのです。ことのてんまつに興味をお持ちの方は、下記リンク「ドバイ旅行記 番外編1」をご覧ください。ただし、読まなくても旅行記本編に影響はないので、飛ばしてもらっても構いません。

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そういうわけで、面倒なことに羽田から成田に移動し、半日遅れでの出発となりました。使用機材は、世界最大の旅客機エアバスA380です。二階建てのずんぐり体型で、ボーイング787のようなスマートさはありませんが、さすがに大きいなと感じます。

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出発したら、すぐに昼食の時間です。機内食のメニューです。

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ハンバーグ。特段おいしいわけでもないし、かといって悪く言われるような味でもないし、普通です。ファーストクラスやビジネスクラスは知りませんが、ことエコノミークラスに関して言えば、エミレーツだからといって特別な機内食は出てきません。この先、帰路に関しても同様です。

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カレイのソテー。塩っけは、ほぼありません。塩はトレイに一緒に乗ってくるので、自分で振りかけて味を調整します。万人に対応できるように、こうしているのでしょう。白身は弾力があって食感がよく、ハンバーグよりこちらの方がおいしかったです。

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ヘッドセット。四角い形状です。

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機内では本を読むことが多いのですが、ここで問題が発覚。読書灯のスイッチを押してみると、ライトがベストポジションのお腹の辺りではなく、そこから40センチくらい離れた左前方を照らしていました。ライトの方向は通常は手で変えることができますが、エアバスA380は固定されているので動かすことができません。本を持って体ごと前に乗り出さないと、明るいところで読めないような状況でした。これまで同じ席に座った客から、苦情は出なかったのでしょうか。直せないかダメ元で聞いてみたら、やっぱり無理で、客室乗務員は「申し訳ありません」と平謝りするばかりでした。

気を取り直して、ビールを頼むと、またしてもアクシデント。冷蔵庫に入れて間もないようなアサヒ スーパードライを渡されました。こんなにぬるいビール、機内はおろか、人生で一度も飲んだことありません。

いやはや、羽田での前日のドタバタ対応といい、この日の読書灯といいビールといい、他のエアラインで全く経験したことがないような驚きの事態の連続です。エミレーツは今や世界有数の航空会社で、ことサービス面も同様にトップクラスなのではないかと楽しみに搭乗したのですが、期待外れな面が多々ありました。

一方で、機内エンターテインメントに関しては、すごいものがあると感じました。information、communication、entertainmentの頭文字を取った通称「ice」と呼ばれる独自のシステムで、映画、音楽、ゲームなどを、かなり幅広くそろえています。映画に関して言えば、邦画、ハリウッドはもとより、欧州、インド、中韓、インドネシアなど、多くの国の人に対応できるようにバラエティーに富んだものになっています。ドバイの名所を紹介したり、注目人物にインタビューしたりしたポッドキャストのプログラムも充実していました。

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映画や音楽を楽しんでいるうちに、着陸の時間が迫ってきました。砂漠の大地が目に入ります。

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日本からドバイは思いのほか遠くて、行きのフライト時間は11時間を超えます。東京―ドバイ間の距離は約7900キロあり、これはアメリカ西海岸シアトルの7700キロ、オーストラリア・シドニーの7800キロ、スウェーデン・ストックホルムの8100キロといったところと近い数字です。印象だけで言うと、ドバイはそれらの都市より日本に近そうに思いますが、普段目にしている地図の多くは、距離が正しく表されていないメルカトル図法で描かれているので、こうしたギャップが生まれるのです。

さて、長いフライトを経て到着。バッゲージクレームへ向かうエレベーターの上部には、パーム ジュメイラの顔であるアトランティスの巨大な看板が掲げられています。「ドバイに着いた」と実感させられる瞬間です。

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大きなエレベーター。いったい何人が同時に乗れるのでしょうか。

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スーツケースを受け取って、到着ロビーに出ました。すぐに目につくのは、日本にまだ上陸していないイギリス最大手のコーヒーチェーン、コスタコーヒーです。UAEは歴史的にイギリスと関係が深い国ということもあってか、コスタコーヒーはいろいろなところに店を構えています。

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まずは両替店に行きます。両替する際に、どこがレートがいいのか、ドバイがいいのか日本がいいのか、気になる人は多いと思います。その辺の考察に関しては、以下にリンクを張った「ドバイ旅行記 番外編2」にまとめてみました。店によってそれなりにレートは違うので、興味がある方は読んでみてください。

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アル カスルに到着

さて、タクシーに乗って、アル カスルに向かいます。車中からブルジュ ハリファが見えました。ここは翌日に向かいます。

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ドバイのタクシーのイロハについては、乗る機会のない人もいるかもしれないので、このページでは触れません。目安となる料金の計算方法など詳細は、下記リンクの「ドバイ旅行記 番外編3」をご覧ください。タクシー料金がいくらくらいになるかは、現金をどれくらい持てばいいかという話と密接にかかわってくるので、乗る予定がある人にとってはとても重要です。

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空港から20分ほどで、アル カスルに着きました。現地時間午後8時前。当初の予定より12時間遅れです。チェックインカウンターに向かいます。アル カスルは「宮殿」の意味。その名前が示す通りの豪華な内装です。

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ウェルカムドリンク。

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チェックイン手続きを終えて部屋へ向かいます。次のページで、アル カスルの部屋やリゾート全体を見ていきたいと思います。

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