6泊8日で、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ、タシケントを巡る個人旅行の5日目です。ヒヴァのヌルラボイ宮殿を見学した後、アラクリ・ハン・キャラバンサライとムハンマド・アミン・イナク・マドラサに行ってみます。2025年10月の旅です。
隊商宿がバザールに
5日目 17:30 城壁の外にあるヌルラボイ宮殿から、イチャン・カラ内に戻ってきました。まずは買い物スポットとして、アラクリ・ハン・キャラバンサライに行ってみます。写真が少しブレていますが、こちらは入り口です。

場所は東門のすぐそばです。
路上に店が多く並ぶイチャン・カラにあって、ここは屋内です。暑さも寒さもしのげます。土産になりそうな小物から衣類まで、さまざまな品が並びます。

売っているものとしては、女性ものの衣類が圧倒的に多いです。これはブハラでも同じです。

店のスタッフからの勧誘は、基本的にそれほどしつこくありません。たとえば、同じイスラム圏だと、ドバイのオールド スークなんかは、うざったいくらい絡んで売ろうとしてくる輩がそこそこいました。

土産物です。伝統衣装をまとった人形にマグネット、ヒヴァの街並みを描いた皿などです。

アラクリ・ハン・キャラバンサライはその名の通り、もともとは隊商のための宿(=キャラバンサライ)でした。街から街へ長距離移動する商人たちが体を休める宿であると同時に、商談できるスペースも備えられていたといいます。完成したのは1830年代。整備したのは、ヒヴァ・ハン国の君主であるアラクリ・ハン(在位1825~42年)です。カルタ・ミノルの建設を手掛けたことで知られるムハンマド・アミン・ハンから見て、アラクリ・ハンは2代前のハン(君主)になります。
品揃えに関して言うと、ここに来なければ買えないような特別なものがある感じはしませんでした。ただ、一カ所にまとまっていて探しやすいというのは間違いないです。一度は来てみて損はないでしょう。
共通チケットを買うべきか否か
イチャン・カラ内の多くの施設に入場できる共通チケットは、西門を出てすぐ左手のチケットオフィスで販売しています。価格は1人250,000スムです。日本円で3,000円を超えます。それなりに高いうえに、このチケットは全ての施設に対応しているわけではないので、買う必要はないという議論もあります。
ただ、われわれは購入しました。施設ごとにお金を払うのが面倒だったというのと、共通チケットの台紙になっているマップが記念品として良いかなと思ったのが理由です。

というわけで、せっかく買ったので、2日間かけて、入れるところは入ってみました。
「執権」のような存在がつくったマドラサへ
18:10 共通チケットを持って最初に行ったのは、ムハンマド・アミン・イナク・マドラサです。入り口で共通チケットを提示すると、ホッチキスでチケットに留められたレシートの余白に、スタッフが手書きでサインします。これでこの施設は共通チケットを使って入場した、という証明になるようです。レシートにはQRコードが印刷されていますが、何のためにあるのかは不明です。

その名の通り、ムハンマド・アミン・イナクが建造を主導したマドラサです。
銘板にあるように、建てられたのは1765年です。

イチャン・カラには、紛らわしいことに、ムハンマド・アミン・ハン・マドラサもあります。その名の通り、ヒヴァ・ハン国の君主ムハンマド・アミン・ハンが建てたものです。完成したのは1850年代とされています。つまり、ムハンマド・アミン・「イナク」と「ハン」は、完全な別人ということになります。
では、ムハンマド・アミン・イナクとは誰で、「ハン」と「イナク」の違いは何なのか、となります。
イナクとは称号です。イナクは王家の血筋ではありませんが、ハンの側近で、宰相的な立場にあったとされます。ハンの力が衰えた時代には、実質的な最高権力者だったともされます。日本史で言うと、鎌倉時代の「執権」がイメージ的に近いようです。
そのイナクが250年ほど前に建てたマドラサが、こうして残っているのです。内部はこのように伝統衣装をまとった等身大の人形や模型、資料などが展示されています。割とすぐに見終わると思います。

イチャン・カラのど真ん中にあるオープンカフェ
18:20 共通チケットを使ってもう1つどこかの施設に行こうかと思ったのですが、日も傾いてきて、少し疲れたので、カフェレストランで休憩しました。入ったのは、ムロド ジョシュ(Murod Josh)という店です。
この店は、とにかく場所がいいです。西門と東門をつなぐ一番人通りが多そうな道沿いの中央付近にあります。つまり、イチャン・カラのほぼど真ん中にあるということです。
そのメインストリートのような道を眺めるように、屋外にテーブルとパラソルが並べられています。

イチャン・カラの街並みと行き交う観光客を眺めながら、とてもリラックスした時間を過ごせます。

店の奥には、木製の屋根が付いた席もあります。

店の中を三毛猫が出入りしていました。ちょっとビビりな猫だったので、触れませんでした。

カフェで休憩していたら、いい時間になったので、夜食に出かけます。




コメント