6泊8日で、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ、タシケントを巡る個人旅行の3日目になります。ホテルで朝食を取った後、ウルグベク天文台を訪ねます。その後、ハズラティヒズル・モスクに寄り、シヨブ バザールにも行ってみます。2025年10月の旅です。
君主であり偉大なる科学者であり
3日目 10:10 ホテルをチェックアウトして出発です。スーツケースはホテルに預けました。
10:25 Yandexで呼んだタクシーに乗って、15分ほどでウルグベク天文台に到着しました。ウルグ・ベクの像が置かれています。ユネスコの世界文化遺産にサマルカンドは登録されていますが、ウルグベク天文台もその構成資産に入っています。

ウルグベク天文台は、レギスタン広場から北東に直線距離で3km強のところに位置し、幹線道路から階段を少し上った丘陵地の上にあります。入場料は1人75,000スムです。クレジットカードは使えました。

場所はこちらです。レギスタン広場から北東方向へ、直線距離で3.3kmのところに位置します。
こちらは、展示品が並ぶ建物の入り口です。

ウルグベクの功績などが、さまざまな資料とともに紹介されています。

ウルグベクは1394年の生まれ。ティムールの孫で、ティムール朝の第4代君主です。王朝のトップに君臨しながら数学などに才を見せ、特に天文学の分野で優れた業績を残しました。ウルグベク天文台は1420年代に建てられたとされています。
天文台の遺構の入り口です。

こちらがウルグベクがつくったとされる天文台の遺構です。このように覆屋によって保護されています。

観測装置は、いわゆる六分儀です。六分儀の六は、円の1/6、60°の弧に由来します。

ウルグベクが観測によって定めた1年の長さは、現在の科学によって測られた正確な値とわずか1分ほどしか誤差がなかったといいます。600年近く前にこの精度は、驚異的と言ってもいいでしょう。
一通り見学を終えたので、次の目的地に向かいます。ウルグベク天文台は、展示物をじっくり見れば時間はそこそこかかりますし、そうでないならすぐに終わります。展示物は当然ながら外国語での説明しかないので、日本人観光客にはハードルが高いかもしれません。われわれは30分ほどしか滞在しませんでした。
でも、ウルグベクという人物とその業績を知る上で、実際にその地に来てみることは大事です。行って、何かを感じて、帰国した後に勉強して、それが次の何かにつながっていく。それこそが旅の妙味というものでしょう。なので、時間があるなら、訪れる価値はあると思います。
永遠の命を得た守護聖人
次の目的地は、ハズラティヒズル・モスクです。Yandexでタクシーを呼んで、移動します。
11:20 ハズラティヒズル・モスクに到着。ビビハニム・モスクを少し北側に行ったところにあります。
ハズラティ・ヒズルは、イスラムの伝承に登場する賢者とされます。永遠の命を得ており、旅人の守護聖人として中央アジアで崇拝されているとのことです。この地には8世紀ごろには既にモスクがあったとされますが、モンゴル帝国の襲来によって破壊されました。1854年に大規模な修復が行われたといいます。
モスクはアフラシアブの丘の南端に建っています。入場料が必要という情報もありますが、チケットオフィスのような施設は見ませんでした。入場料を徴収している人物にも会っていません。でも、本当はどこかで支払わないといけなかったんでしょうか。振り返ってみても、よく分かりません。

ここには、ウズベキスタンの初代大統領イスラム・カリモフの墓があります。この建物の中に墓石が置かれています。サマルカンド出身のカリモフは、ヒズラティヒズル・モスクに葬られることを望んでいたといいます。カリモフの霊廟整備が行われたのは、2016年のことです。

ハズラティヒズル・モスクから見たビビハニム・モスクです。ビビハニム・モスクよりこちらの方が少し高台になるので、全景を撮るにあたってとてもいい場所になります。

われわれがハズラティヒズル・モスクに滞在した時間は20分ほどでした。大きなモスクではないので、それほど時間はかからないでしょう。
サマルカンド最大のバザールへ
11:45 ハズラティヒズル・モスクから歩いてシヨブ バザールへ向かいます。サマルカンドで最大のバザールです。
ハズラティヒズル・モスクとシヨブ バザールの間に走る幹線道路の上には、このように屋根付きの歩道が架けられています。渡ってしまえば、すぐ目の前がバザールになります。

11:50 シヨブ バザールに到着。イスラム・カリモフ通り側には、このように門が設けられていますが、入り口は何か所もあります。

シヨブ バザールの起源は、紀元前までさかのぼるようです。東西交易の交差点として、さまざまなものがここで交換されてきました。シヨブとは、近くを流れるシヨブ川に由来します。この地に隣接する形で、ティムールがビビハニム・モスクを設けたことで、さらに多くの人が集まるようになり、一層栄えたと言われているようです。
ここに来れば、生鮮食品から土産物、衣服まで、たいていのものはそろうと思います。人が多くて、活気があります。

スパイス類もあります。バザールを歩いていて、しつこく声をかけられるようなことはありませんでした。かつてドバイを訪れた時、オールド スークであり得ないくらいしつこく店員に絡まれたことがありましたが、ウズベキスタンの人は観光客への距離感が程よいです。

開放的な大屋根の空間と打って変わって、このような細い通路の両脇に店が並ぶところもあります。

お菓子の店がありました。量り売りです。値札は1kgの価格です。1kgを超えなくても、買う分量の価格に換算してくれるので、問題ありません。

われわれのシヨブ バザールの滞在時間は、20分ほどでした。何か買い物をする予定がなかったので、雰囲気を味わって終わりました。バザールの良さは、やっぱり地元民の生活者目線を味わえることです。必ずしも観光客向けではないため、その国を知るにはとても良いです。買い物をしないとしても、やはり来てみる価値はあると思いました。
再びビビハニム・ティーハウスへ
12:10 シヨブ バザールを出て、イスラム・カリモフ通りで土産物探しをしました。サマルカンドで土産物となると、やはりイスラム・カリモフ通りとシヨブ バザール内を歩くのが、もっとも効率的にいいものに出合える気がします。
13:10 少しお腹が空いてきたので、昼食です。こちらのザルガロン レストランに入るつもりでした。が、満席でした。

そこで、2日続けてビビハニム・ティーハウスに来てしまいました。雰囲気がいいし、立地もいいし、猫もいるし、再訪する理由はあるのです。入り口はシェルドル・マドラサのピシュタークを模しています。

サラダとチキンが入ったスープ。どの品も量がそれほど多くないので、いろいろなものを食べてみたい人には、いい店だと思います。

ウズベキスタンの家庭料理とされる「チュチュバラ」です。水餃子のような感じです。サワークリームを付けて食べます。

ピンぼけしてますが、スイーツの「メドヴィック」です。はちみつケーキを指すようです。これはなかなかの美味でした。

そして、ビビハニム・ティーハウスと言えば、そう、猫です。前日は見なかったキジ白の子猫がいました。前日に触れたキジトラと違って、こちらは少しビビりのようで、近づくと逃げられました。

食事を終えましたが、電車に乗るまで、もう少し時間があります。そこで、アフラシアブの丘に行ってみます。




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