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グランドキャニオン、アンテロープキャニオン、ホースシューベンド、パウエル湖 ラスベガス発着の日帰り18時間ツアー 岩づくしの異世界を一気通貫 タイパもコスパも二重丸

 ラスベガス発着でグランドキャニオン、アンテロープキャニオン、ホースシューベンド、パウエル湖を巡る1日ツアーに参加してきました。ネバダ州、アリゾナ州、ユタ州の3州を走るスケール感の大きいツアーで、とてもコスパとタイパのよいものでした。どういった時間配分で、どのように巡ったのか、詳細をお伝えします。(2026年5月の話です)

目次

夜明け前の集合

 こちらのツアーの何がすごいって、一にも二にも所要時間の長さです。集合は午前5時15分で、解散予定は午後11時。およそ18時間かかります。なかなかお目にかかれないレベルでの弾丸っぷりです。

 主催は某V社。効率よくあれこれ見たいこちらの意をくんでくれたかのようなツアーをよくぞ企画してくれた、と思いきや、ラスベガス発着のグランドキャニオンを巡る1日ツアーは、どこも概ね似たようなスケジュールを組んでいるようでした。移動距離が長いので、どうしてもこうなってしまうようです。

ベラージオの地下ツアーロビーへ

4:50 宿泊しているホテルを出発。集合場所である高級ホテル「ベラージオ」の地下ツアーロビーに歩いて向かいます。ご覧の通り、夜明け前です。


 こちらはベラージオの地下ツアーロビーです。写真は前日に撮影したものです。当日の早朝に迷って遅刻しないように、確認の意味で訪れていました。複数台の大型バスが同時に発着できる十分なスペースが備えられています。ベラージオ以外の宿泊者も利用できるようになっています。さすがはラスベガスを代表するホテルです。

ゴールデンウィーク仕様の大型バス

5:15 こちらのバスで出発です。普段このような大型の車両は使わないらしいですが、何せ主催は日本の会社で、そして日本はゴールデンウィークの真っただ中です。参加者が通常時より多いため、大型バスの手配に至ったとのことでした。

 このツアーに参加するにあたって、個人的に一番心配だったのは、トイレの問題です。長距離移動中に行きたくなったらどうしようか、と誰しも頭をよぎるのではないかと思います。

 今回はこのような大型バスで、最後尾にはトイレが備え付けられていました。ゴールデンウィークの参加で、その点では、運が良かったと思います。結果的に車内のトイレを利用することはなかったのですが、あるとないのでは大違いなので、安心感はありました。


 車窓から。夜が明けていきます。


ガイドさんの説明

 バスには、ラスベガスのツアー会社から日本人のガイドさんが乗車します。そして、バスでの移動中、いろいろな説明をしてくれます。ラスベガスの街のこと、アメリカでの暮らし、グランドキャニオンの成り立ちなどなど、職業としているのだから当たり前だと言われそうですが、なかなか勉強されていて、興味深い話をいくつも聞けました。

 ただ、早朝出発でみんな眠いのは分かっているので、しゃべりっぱなしというわけではありません。しばらくすると、マイクを置く配慮があります。そこからは昼寝ならぬ朝寝タイムになりました。

フーバーダムと巨大なミード湖

 出発して40分ほどで、車窓からミード湖が見えました。コロラド川に設けられたフーバーダムによって誕生した人造湖です。人造湖として貯水量は全米1位、面積は2位です。最大貯水量は350億m3で、日本のすべてのダムを足し合わせた量(=204億m3)を上回ります。面積は琵琶湖よりわずかに小さいくらいです。日本の感覚からするととんでもないサイズですが、これでも貯水量ベースの世界ランクでは28位に過ぎないとのことです。

 ちなみに、フーバーダムといえば、1929年の世界恐慌の折、フランクリン・ルーズベルト大統領のニューディール政策によって完成したダムとして歴史の教科書にも登場します。そのため、世界的にも知名度の高いダムと言えるかと思います。


 こちらがダムから流れ出しているコロラド川です。



 日が昇った後も、このような荒涼とした岩石砂漠の中を走ります。

セリグマンにて休憩

8:30 出発から3時間弱で、最初の休憩地であるセリグマンに到着です。シカゴとロサンゼルスのサンタモニカを結んでいた旧国道「ルート66」沿いにある町で、古き良き趣きが残っていることで知られています。


 こちらの店の駐車場が休憩ポイントになります。


 お手洗いは店内にありました。利用するにあたって、店の人に断る必要はありません。こちらの店は、日本の高速道路でいうサービスエリアのような使われ方をしているようでした。店側もトイレ休憩で立ち寄ってもらって、何かしら買ってもらえばありがたい、といったところなのでしょう。清掃は行き届いていました。


 店内です。ファストフードを提供するカウンターがありました。


 コンビニ並みに飲食物はそろっています。ラスベガスのど真ん中と比べたら、明らかに安かったです。

映画「カーズ」のモデル

 セリグマンはピクサー製作、ディズニー配給のアニメーション映画「カーズ」に登場する架空の街「ラジエーター・スプリングス」のモデルとなった町の一つとされています。こちらの店では、このように壁画が描かれており、みんな写真撮影をしていました。


 カーズの公開は2006年で、その後、続編やスピンオフ作品が公開されています。アナハイムにあるディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークでは、カーズの「ラジエーター・スプリングス・レーサー」は一番人気のアトラクションになっています。そんなわけで、この小さな町には今も少なからずカーズの恩恵がもたらされているのではないかと想像します。


 「ルート66 生誕の地」という看板も出ていました。ルート66は、1926年に国道として指定され、1986年にその役目を終えたとして廃線(国道としての指定解除)になっているのですが、現在では沿線住民が「歴史的街道」として価値を訴えて、さまざまな発信を行っています。その火付け役になったのが、セリグマンの住民だったため、ここは歴史的街道としての「ルート66」が生まれた場所になったのです。


 店の裏手の風景です。高い山がない開けた土地で、すぐそばに鉄路が敷かれています。これはかつてのアッチソン・トピカ・アンド・サンタフェ鉄道(通称サンタフェ鉄道)の線路で、シカゴとロサンゼルスを結んでいます。現在はBNSF鉄道(バーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道)の線路となり、貨物列車が走行しています。

グランドキャニオンの絶景

10:20 出発から休憩を挟んで5時間弱、グランドキャニオンの入り口に到着しました。寝ている時間が結構あったので、思いのほか早く着いた感じがしました。

 V社のツアーでは、グランドキャニオンのマーサーポイントとデザートビューポイントの2カ所を訪れます。いずれもグランドキャニオンを代表する景観として知られています。

壮大すぎるマーサーポイント

 まずはマーサーポイントからです。バスを降りると、このような記念撮影スポットがあります。みんなこの碑の後ろに立って、ガイドさんに撮ってもらっていました。

 場所はこちらです。

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